もう15年前になる。この写真はノラ猫の写真を撮るため大阪の十三(じゅうそう)を訪れた時に
出くわした光景です。当時、十三には24時間やってる立ち飲み屋が軒を連ねて営業していた。
職場の同僚と飲み明かし道端で眠ってしまった二人ちゃんと靴も脱いでいるところを見ると
家に帰ったつもりなんだろう。
朝の通勤ラッシュの時間帯、道行く人たちはそこで寝てる二人を避けてまるでいつもの光景のように
先を急いでいく。大阪恐るべしと思った。
この写真を雑誌のコンテストに応募した。題名「十三の朝」だったと思う。
みごと1位を頂いた、写真のコンテストで1位を頂いたのはこれが最初で最後です。
ちなみにこの十三の路地はその後大きな火災があり、もう見る事が出来ない路地となりました。
写真は記録、そんな風に思います。
懐かしいなぁ。
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